民泊の始め方:①
民泊と不動産投資の新しい展望
20年近くにわたり不動産投資を行ってきた私ですが、ここ5年以上の間、不動産価格の高騰により新しい投資を見送っていました。しかし、コロナの直前にインバウンド投資の可能性に気づき、それが私の民泊運営への第一歩となりました。
コロナ後の新しいチャンス
コロナ禍が収束し始めた昨年、私はついに理想的な物件を見つけることができました。場所は品川区の商店街の一角にある築50年以上の2階建ての一軒家です。この物件は駅からも近く、空港や都心へのアクセスも良好なため、インバウンド需要を見込んだ民泊運営にぴったりでした。
区役所での手続き
民泊運営に向けて、区役所に何度も足を運びました。民泊運営には多くの法的手続きが必要で、初めての私には非常に複雑に感じられました。区役所の生活衛生課に相談したところ、3種類の申請方法があることがわかりました。
物件の適正確認
旅館業だと365日営業ができるので、この基準をクリアするために、次に、建築課に依頼して物件の相談をしました。築古物件であるため、建築図面や建築許可書類が一切ない状態でした。いろいろと調査しましたが、旅館業法での認可に進むことが難しく、最終的に民泊新法に基づいて申請することに決めました。
180日ルールの克服
民泊新法によると、年間180日しか運営できないという制限があります。しかも、地域によっては運営できる曜日が決まっている場合もあります。しかし、幸運なことに、この物件は商店街に位置しているため、商業地域として週末営業が可能でした。
さらに消防署にも相談をして、指導を受け、運営はできることが確認できたました。消防での指導もコストに大きく影響しますが、これはまた別途説明します。
ここまで役所の皆さんや不動産屋さんの協力を得て理解を深めて結果、物件の購入を決めました。
民泊運営の要点
民泊を運営するにあたって、最も重要なのはその物件とその場所が民泊に適しているかどうかの確認です。物件の適正確認と法的手続きをしっかりと行うことで、安全かつ成功裏に運営を開始することができます